初年度プロジェクト演習
2018年度 Project B(6~7月)Sクラス 実践報告1
課題
炭素繊維は軽くて強い材料ですがコストが高いです.
そのような材料に対して,新しい用途を提案してください.
課題提示者
東レ株式会社
課題解決策を提案するために行った活動(一部)
私たちは今回のお題であるカーボン素材の新しい活用法を提案するにあたって、ターゲットを一部の顧客に絞りました。
最初に出た大きな案としては、漁船のウィンチ、サッカーゴール、エレベーターでしたが、インターネットなどを使い調査した結果、カーボン素材のエレベータはすでに考案されていることが分かったので案として消しました。そのため漁船ウィンチとサッカーゴールに絞り一次提案を行いました。サッカーゴールという案や考え方の視点は企業の方に褒めていただきましたが、調査がまだできていないという指摘をいただいたので最終提案ではサッカーゴールに案を絞り、調査をしっかりと行いサッカーゴールの構造を深掘りするということで班の指針が決まりました。一次提案で指摘された部分を参考に、カーボン素材のサッカーゴールの競合になるであろう商品を調べ、サッカーゴールの仕組みもバランスなどの安全性もしっかり考えたうえで練り直しました。
最終提案では企業の方からの高い評価をいただくことができました。
本課題に対する最終提案の内容(一部)
私たちの班は最終提案をするにあたって、調査を入念に行いました。サッカーゴールに関しての安全性を向上すべての部分をカーボン素材にするのではなく、部分的に鉄やアルミを使用することで転倒しにくいような工夫を考えました。また、プレゼンテーションの時にどこの部分がカーボン素材でどこが鉄やアルミなのか分かりやすくするために、サッカーゴールの写真に色を付けて一目でわかるようにしました。
構造上の調査だけでなく、私たちはカーボン素材のサッカーゴールの競合になるであろう商品を入念に調査しました。安全性と軽さにおいてカーボン素材のサッカーゴールに勝るエアサッカーゴール。持ち運びやすいサッカーゴール用のキャリー。これら二つのカーボン素材のサッカーゴールに勝っている点、劣っている点を明確にすることで他班よりもより深いプレゼンテーションにすることができたと思います。
最終提案を終えての感想(今後の抱負 )
今回の初年次プロジェクトでは調査をすることの大切さを学びました。前半の提案であるタウン情報松山のお題では最後まで粘り強く調査をすることができず、中途半端な終わり方をしてしまいました。この反省点を生かし二回目のカーボン素材に関する提案では調査を入念に行うことができました。実際に調査を入念に行った二回目の提案のほうが企業の方からの評価がよく、身をもって調査の大切さを学びました。
また、大学に入るまで私はプレゼンテーションを行ったことがなかったのでプレゼンテーションをする難しさを体感しました。本番ではどうしても緊張してしまい、考えていたセリフがなかなかでなくなる時がありました。質問の時も同様に、自分が想像していなかった質問がくると言葉が出ませんでした。そのためこれからの大学生活においてプレゼンテーションの能力を向上させたいと思いました。どのようにすればより分かりやすく、柔軟に対応できるかということを今後学んでいきたいと考えています。
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