初年度プロジェクト演習

2016年度 Project A(4~5月)Aクラス 実践報告2

課題

地域(愛媛県内の市町村)を決めてPRする方法を考えなさい

課題提示者

第一印刷株式会社

課題解決策を提案するために行った活動(一部)

私たちは地域PRの方法を考え、プレゼンをしました。そこでどの地域に焦点を当てるかをグループで検討したところ、特徴的な食文化と個性的なクリエイターが集まる独創性の高い町である三津浜に決定しました。

まず始めの頃には実際の現状と課題を把握するために合計2回ほど三津浜へ行きました。三津浜は個性的なお店や人が多く新たな可能性を感じられる一方で、昼間でもシャッターが閉まっていたり、閉業中のお店があったりといった問題がありました。三津浜で長年たこ焼き屋をしている方にインタビューをすると、年々人が減っていると仰っていました。昔は映画館やボーリング場もあったそうで、今は寂しいとも仰っていました。

このような現状と課題を踏まえて、中間発表の準備に取り組みました。三津浜のレトロさ溢れる魅力を活かし、人が集まるようにするにはどうすればよいのか議論し、スライドを作成しました。中間発表では「より具体的に考えるべき」といったご指摘を頂きました。

そこから具体的な情報を交えながら、少しずつ多様なことを調べていき、最終提案を行いました。

本課題に対する最終提案の内容(一部)

私たちは中間発表の反省を踏まえて、明確なアイデアを提案するようにしました。今までの調査では地域に対する問題点を把握することが出来ても、そこから活性化に向けて必要なことは何なのかについて議論していくことに欠けていました。それに加えて、問題点や提案に関することだけではなく、全般的に具体的な考察が出来ていませんでした。

そこで私たちは実際に費用面など分かる範囲で考え、曖昧にならないように、実際の数字などを用いて、最終提案をつくっていきました。それに加えてPRの方法などどのような種類が効果的なのか調べました。インターネット広告のPPC広告や松山市で発行されるフリーペーパーへの掲載などについて具体的な費用と効果について班員で分担して調べました。

このような多方面の調査をもとに有効的な内容をピックアップして、パワーポイントにまとめて最終提案を行いました。

最終提案を終えての感想(今後の抱負 )

本プロジェクトを通じて、地域に実在する課題を把握すること、提案までのプロセスで大切になる具体性の2点について大きな学びがありました。今までは地域に実際に調査をすることはありませんでしたが、今回初めて実際に調査をすることで、インターネットや教科書からは見えてこなかった課題を実感することが出来ました。

また、最終提案に対するコメントとして、数字を使っていたのは良かったけど実現性に乏しいという指摘を頂きました。このようなことから、今後は実際に取り組めるレベルまで調査や議論を繰り返していく必要があると感じました。

また、PRの方法としてマーケティングに関する知識が不足している部分が多々ありました。これからは実際に取り組める段階まで具体的に提案をつくっていくとともに、マーケティングに関する知識を本などから日頃学ぶことが今後取り組むべきことであると考えています。

FSP 2016に戻る