初年度プロジェクト演習

2016年度 Project A(4~5月)Bクラス 実践報告1

課題

「ちりめん」を題材とした新製品の発案とその展開(開発から消費者の手元に届くまで)

課題提示者

エヒメフードテクノロジー協同組合

課題解決策を提案するために行った活動(一部)

初めに、どのようにしてちりめんを消費してもらえるか考えた際に、私たちの班はちりめんを手軽に食べられるように改良していくことで消費を促していこうという結論に至った。具体的にはちりめんに粘性の低いてんぷら粉を付けた上で揚げてスナック菓子のようするというものである。

しかしながらこれではちりめんではなく別の食材で模倣することも可能だという指摘を受け如何にして他商品にはない付加価値を付けられるか再構成することとなった。最終的には栄養素に着目して揚げる際にノンフライヤーを活用して余分なカロリーを徹底的に削減しかつ食材本来の味が損なわない健康的な食品として売り出すことを提案した。

ここまで至る際には食材の味を損なわないための方法や栄養要素の調査、実際にちりめんを購入して何十回にも及ぶトライ&エラーの繰り返しを行った。

本課題に対する最終提案の内容(一部)

私達の班では他の班とは異なりちりめんを揚げるという点に着目していた。班員の中にはちりめんに対して苦手意識を持っていたので、この苦手意識を持っている人にも親しんでもらえる商品の開発をしていくべきだと思っていた部分もある。その為ちりめん自体の味を損なわずに尚且つ幅広い層に受け入れられる様にするにはどうすればいいのかという問題に直面した時には色々な意見を提案しては実際に自宅の台所を利用して試行錯誤してみてた。

その結果、食材本来の味を維持したまま誰でも気軽に食べられるという両者の立場に見合ったものとして味噌とわさびを使用したかき揚げが完成した。さらにはこのかき揚げに大葉を取り入れた商品もさっぱりとした味を引き出させる事が出来るということで最終提案ではこの2品目でアピールした。この試行錯誤した回数では他班にアピールできるポイントだと思う。

最終提案を終えての感想(今後の抱負 )

本プロジェクトを通してより良い提案をしていくためには机上で得た知識だけで解決策を見出すのではなく実際に自分自身で試行錯誤を繰り返していくことが重要だということを認識した。これは他の分野でも当てはまると考えられる。例えば地域の課題に対しては得られた知識だけでなくフィールドワークを行うことでその地域の立地条件や現状を的確かつ捉えていくことが可能となる。

2年次からはフィールド実習も受講しそれぞれの地域や企業が抱える課題に直面し課題解決策を求められる機会が多くなると考えられる。その課題を解決していくためのプロセスとしてこの初年次プロジェクト演習は重要な経験となるとともにステークホルダーが課題に対して何を求めているのか的確に見つめていくことを学んでいったので今後はこの経験を生かしていけるための経験をさらに積んでいこうと思う。

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