初年度プロジェクト演習

2018年度 Project A(4~5月)Mクラス 実践報告2

課題

伊予銀行がお客様に選ばれるには?

チャネルを選択し,そのチャネルに必要なものを考えてください

課題提示者

株式会社 伊予銀行

課題解決策を提案するために行った活動(一部)

私たちの班では、「伊予銀行がお客さまに選ばれるには?」という課題を解決するために、まずHP、LINE、Facebook、YouTube、アプリを分担し、個人で利用してみました。それぞれ感想を話し合ったりパンフレットを見たりして、思いつく案を出しました。そして、不動産屋と提携し店頭や入居先にチラシを置いてもらうことや契約期間に応じて契約者に対して粗品のプレゼントをすること、アプリでくじ引きや1day1tap制度を取り入れること、アプリでのクーポン配布を提案としました。このクーポンは地元商店街の店で使えるようにすることで、地域活性化に貢献し、銀行とまちとのつながりができることが期待できます。

ですが、一次提案で、チャネルが意識されていないことや予算面、ターゲットの新生活が意識されていない、数値を活用できておらず、データなどの根拠がない、ストーリー性がないなどの指摘を受けました。また、他の班の提案の良い点なども取り入れながら、新しい提案について考え直しました。

本課題に対する最終提案の内容(一部)

一次提案の指摘を踏まえて、班で話し合った結果、アプリでの顧客獲得は予算的にも厳しいと考え、難しそうというイメージから目をつけていなかったインターネットバンキングに焦点を当てることにしました。企業の方からインターネットバンキングの利用現状の数値を頂き、10代20代の利用率が実際に低いことがわかりました。

そこで、まず、自分たちの目線から、インターネットバンキングへのハードルの高さはどこから生まれているのかを考えました。さらに、実際にインターネットバンキングを解説しようと試みてみましたが、難しい用語が多く、開設を断念したことを踏まえ、HPのインターネットバンキングのページに学生向けのわかりやすい説明が不足していることに気づきました。

そこで私たちはチャネルを「HP」、ターゲットを「銀行のシステムがよくわからない学生」に設定し、提案を「HPの中に学生向けページをつくること」としました。HPの具体例としては、開設から利用までのわかりやすいガイドや実際の開設~使い方のムービーを作成し掲載することを挙げました。ムービー作成は30~50万円程度で作成でき、他の班と比べて企業の方が取り組みやすい現実味のある案になったと思います。また、学生の不安を取り除くべく、インターネットバンキングの被害に遭った経験がある人は1割ほどしかいないという資料や伊予銀行のセキュリティ体制が万全であることなどをアピールすることも効果があるのではと考えました。

さらに、スマホ世代である若者の目に伊予銀行のHPを触れされるために、TwitterのハッシュタグやYahooの検索ワードを活用して「伊予銀行」を新規口座開設者が増える3~4月にかけて集中的につぶやき、検索することでトレンド1位、検索ワードランキング1位に君臨させることも案として出しました。

最終提案を終えての感想(今後の抱負 )

今回の活動で一番感じたのは役割分担の必要性です。授業外で集まってもみんなで一つのことを話し合って決めていくことが多く、意見がまとまるのに少し時間がかかったので、パワーポイントを作る人や数値を集める人、原稿を作る人など分担して取り組むことで、時間短縮にもなり提案も根拠のある深いものに詰めていけるのではないかと感じました。

また、初めて企業の方を前にしたプレゼンを経験し、自分の考えの浅さや、多方向からの視点の重要性に気づきました。さらに発表のストーリー性やロジカルな思考力、マーケティング的視点が重要だとわかりました。ロジカルシンキングやマーケティングの知識は今まで学ぶ機会がなかったので、今後、授業や書籍などから学んで、プロジェクトで実践的に活用していきたいと思います。

初めてで戸惑うことも多くありましたが、最終的にグループで意見がまとまり、自信を持って提案を発表できたことや、企業の方に褒められたときの喜びが印象強く残っているので、これからも初心を忘れず、課題に取り組んでいきたいです。

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