初年度プロジェクト演習

2018年度 Project A(4~5月)Sクラス 実践報告1

課題

「タウン情報まつやま」を学生(若者)にも買ってもらう方法を考えてください

課題提示者

株式会社 エスピーシー

課題解決策を提案するために行った活動(一部)

私たちの班はタウン情報まつやまをより多くの人に買ってもらえるよう、雑誌のサイズの変更を提案しました。また、若者に雑誌に興味を持ってもらうために大学付近のふらっと立ち寄れる場所を載せることを提案しました。一次提案に向け、色々な学生の協力のもとアンケートをとったり、企業の行った前例を調べたりして、より具体性が増すように案をまとめました。

しかし、一次提案ではアンケートの結果が容易に想像できるものであり深い内容ではないことや実際に雑誌を買う学生がどれだけいるのかなどといった情報が分からないことなどを指摘されました。

そこで、私たちの班は最終提案に向けどのようにすれば雑誌を手にとってもらえるのかという前提からもう一度考え直し、一次提案で提案した雑誌のサイズ変更を軸に自分たちの案をより掘り下げていきました。一次提案よりもより具体的でイメージしやすいアンケートやインスタグラムの画像をいかした雑誌のアピールなど様々などを取り入れたことで、より聞き手が納得しやすい提案に出来たと思います。

本課題に対する最終提案の内容(一部)

私たちの班は、雑誌のサイズ変更、手に取ってもらうための方法について、提案しました。

サイズをA4からB5に小さくすることで、軽くなり持ち運びやすくなる、価格が安くなるというような様々なメリットが得られると考えたからです。しかし、文字が小さくなるというデメリットも考えられます。そこで、実際にミニサイズ版の雑誌を発売している出版社が行ったアンケートについて調べました。70%に縮小された文字を苦にする人はほとんどいないと言うことが分かり、サイズを小さくすることはデメリットよりもメリットの方が大きいと言えると考えました。

次に、手にとってもらうためにはまず大学生がどこで雑誌を購入しているのか、どれくらいの頻度なのか知る必要があると考え、アンケートを行いました。この結果より、月に数回程度、書店を訪れている学生が最も多いことが分かりました。このことから、書店を訪れた際に手にとってもらうことが重要だと考えました。また、人間の五感による情報は約8割が視覚によるものなので、目につきやすいオシャレな表紙にするのが良いのではないかと考えました。そこで、タウン情報まつやまのInstagramのオシャレな写真を使用して表紙を作成し、4月号の表紙とどちらが目につきやすいかアンケートを行いました。インスタの方を選んだ人がわずかながら多いことが分かり、インスタ映えの写真を表紙に使用することを提案しました。

また、タウン情報まつやまのInstagramはフォロワーが3,000人以上と多いので、発売情報、内容などの紹介や、インスタ映え効果で話題の一つにすることも提案しました。

最終提案を終えての感想(今後の抱負 )

人前でプレゼンをするという経験があまり無く、緊張しました。しかし、班のメンバーと試行錯誤しながら、より良い提案が出来るよう協力することができ、良い発表が出来たと思います。一次提案でのアンケートの質問の結果が分かりきっているという指摘を活かし、最終提案ではより深いところまで調べることが出来たので良かったです。

また、アンケートをとったことで、提案に根拠、主張の裏付けが出来たことも良かったと思います。

しかし、反省点としては事前準備があまり十分でなかったことが挙げられます。

LINEでの話し合いは行ったけれども、実際に集まって話し合うことが少なく、役割分担があやふやになったところがありました。次回は、話し合いに話し合いを重ね、質の向上や効率の良い準備を意識しつつ、レベルの高い提案が出来るよう頑張りたいです。

また、時間配分がうまく出来ていなかったので、事前の読み合わせなど、リハーサルをしっかりと行いたいと思います。

他の班の発表を聴くことで、自分たちの発表にはなかった視点を知ることが出来て良かったです。今後はアンケートだけでなく、実際に足を運んで調べるフィールドワークも行いたいと思いました。

FSP 2018に戻る