初年度プロジェクト演習

2016年度 Project B(6~7月)Bクラス 実践報告1

課題

八幡浜市内中心市街地の空洞化をくい止め,商店街エリアを活性化するための戦略を提案しなさい

課題提示者

八幡浜市

課題解決策を提案するために行った活動(一部)

私が所属した班では八幡浜市から与えられた「八幡浜市中心街の空洞化を食い止めること、商店街エリアを活性化する方法」という課題に対して、まず最初に八幡浜中心街に点在している施設とその建物がある位置を確認した。その上で八幡浜市は愛媛県から九州の大分県へ行く航路の拠点としていること、県全体で自転車文化を推進していることから中心街を愛媛県内や九州の大分県方面から訪問する方々を対象にしたサイクリストの拠点とすることを提案した。

私は実際に八幡浜市内でサイクリングした経験があるが愛媛県南予地域では風光明媚な景色が各地にありサイクリングをする上で非常に好印象を受けていた。そこで中心街を手軽に訪問できるように自転車に乗ってスタンプラリー形式を採用して各地を訪問してもらうようにしていくことで空洞化を極力抑える一役を担えるのではないかと考えた。

本課題に対する最終提案の内容(一部)

私たちの班では手軽に広範囲を移動することが容易にできる自転車での移動に着目してスロートラベルを推し進めていくことを強調してきた。サイクリングの魅力的な部分として誰でも手軽に始められること、景色をゆっくりと満喫できることがあげられる。八幡浜市は海と山に囲まれた自然の中にある街なのでこの点においてもアピールしていくうえで有利である。

また、サイクリングの楽しみの一つとして食事をすることもあげられる。特に八幡浜市では「八幡浜ちゃんぽん」という料理もあり、サイクリングを通してスタンプラリー形式を採用すれば市内各地に点在している飲食店に立ち寄れる機会が増えていくことを期待できる。

さらには新たに開業した八幡浜市黒湯温泉にも着目してサイクリングをした後に疲れを癒してもらう上でも好立地にあると考えた。中心街全体の空洞化を防止するうえでもこの試みはアピールできる点だと感じている。

最終提案を終えての感想(今後の抱負 )

今回のプロジェクトでは中心市街地の空洞化を防ぐためにもサイクリングをする人に対して立ち寄ってもらえる場所にするというのが最終目標として考えていたが、その提案をした際に商店街エリアはどのような拠点としていくべきかといった現実的で具体的な案を提供するには不十分であったと感じられた。

八幡浜市内には商店街だけでも複数種類存在しておりエリア全体を活性化させていくには自転車を押していくだけでなく市内市街在住者関係なくこのエリアに訪問者が立ち寄るようになる更なる要素が必要だったと振り返る。

また、今回のように地域の解決策を構築していく上では机上の空論だけでなく実際にフィールドワークを行ったり、ステークホルダーとの接触によって問題の発生に起因したいくつかの要因を見つけ出していく必要があることを本プロジェクトを通じて思った。

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