初年度プロジェクト演習

2016年度 Project B(6~7月)Bクラス 実践報告2

課題

八幡浜市内中心市街地の空洞化をくい止め,商店街エリアを活性化するための戦略を提案しなさい

課題提示者

八幡浜市

課題解決策を提案するために行った活動(一部)

八幡浜商店街の活性化が市役所から提示された課題でした。商店街の活性化と言われても何がどうなっており、何を活性化すればいいのかわからないということもあり、まずは現地調査へ向かいました。

実際に八幡浜商店街を歩いてみて分かったことは、人通りが少ないことや、商店街の中をそのまま進んでしまっていくようなつくりにってしまっていることなどがわかりました。進んでいく中で出会った八幡浜市民の方々に話を聞いていくと、昔は大きな商店街として栄えていたが、現在では少子高齢化、大型スーパーができたことなどにより、商店街を利用する人はかなり減ってしまったということがわかりました。

現地に行ってみて分かったことはマイナスのことばかりではありませんでした。商店街で出会った方々は調査に来た僕たちに対してとてもフレンドリーに話をしていただけました。商店街の後に訪れた、道の駅「みなっと」では八幡浜市が力を入れて販売を行っている柑橘類などの商品をたくさん教えていただきました。

調査前に八幡浜市の職員の方からお話は聞いていましたが、人から聞く話と自身で実際に現地を訪れて話を聞くのでは大きな差がありました。やはり、現地に向かい、現地の中で人と接することが地域を理解していくには重要なことなんだなとわかりました。

本課題に対する最終提案の内容(一部)

八幡浜商店街を活性化するための提案として、商店街に人が滞在しやすい環境を作ることと商店街内で開催できるイベントを考えていきました。

まず、商店街に人が滞在しやすいようにするためですが、松山市内にある大街道、銀天街のようにアーケードの中にベンチを設置するようにしました。なにもない環境の中ではベンチがあってもだれも滞在しないとなり、ベンチ付近になるべく花壇などを設置し、商店街全体として緑を増やしていくのはどうかとなりました。商店街内にある飲食店の付近にもベンチやテーブルなどを設置し、商店街の内部をそのままカフェのような空間にしていくことを最終的な目標としました。

次に商店街内でのイベントについてですが、現在も経営されている店舗、すでに閉店してしまった店舗も活用できるように「商店街すごろく」を考えました。経営されている店舗ではそのテンポの商品を使い、閉店している店舗では八幡浜の名産品などを使ったブーストしていくことで商店街を遊びながら回り、八幡浜に触れることのできるイベントとしていきました。

最終提案を終えての感想(今後の抱負 )

最終提案を考えていく中で、多くの意見が出てきました。その中から絞って、今回の提案の中では2つのものを採用しました。しかし、プレゼンテーションには時間制限があり、その企画について話せる時間は限られています。限られた時間の中で、自分たちが考えた提案に対して十分魅力を伝えるためにはそれなりに情報を取捨選択しなければいけません。それにもかかわらず、今回の提案では2つ用意してしまい、十分に伝えることが出来ませんでした。

今後は自分たちが必要であると決めた提案の魅力を十分に引き出し、伝えられる提案をしていければと思います。もう一つ、学んだことはコミュニケーションの大切さです。チーム内のメンバーとコミュニケーションを十分にとっておらず、提案のときにどのようにしゃべるかの共有が不十分でした。コミュニケーションをとることは、チーム内で提案に対しての理解を深めるだけでなく、よりよい意見を出していくことにもつながります。これからはできるだけ、メンバーとコミュニケーションを深くとっていければと思います。

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